2008-11-20 第170回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
先般、小泉委員より御指摘のございました、当面利息だけを返済をして元本の返済を猶予するような条件変更、これは元本返済猶予債権と申しますけれども、こういった元本は一時棚上げにして金利だけ払うというような条件変更のみならず、金利の減免でありますとか一部債権放棄でありますとか返済期間の延長等々、債務者に有利となる条件変更はすべて今回の措置の対象となっているところでございます。
先般、小泉委員より御指摘のございました、当面利息だけを返済をして元本の返済を猶予するような条件変更、これは元本返済猶予債権と申しますけれども、こういった元本は一時棚上げにして金利だけ払うというような条件変更のみならず、金利の減免でありますとか一部債権放棄でありますとか返済期間の延長等々、債務者に有利となる条件変更はすべて今回の措置の対象となっているところでございます。
ただいま委員から御指摘ございました、当面利息だけを返済をして元本の返済を猶予するような条件変更、私ども元本返済猶予債権と言っておりますけれども、こうした条件変更が行われた場合であっても、金融機関との話合いによりまして、今回緩和することになりました経営改善計画、具体的には先ほど申し上げました計画期間五年以内で計画終了後に正常先になる等々、こういった要件を満たす計画が策定されていれば貸出条件緩和債権には
法令では、貸し出し条件緩和債権と申しますのは、「債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行つた貸出金」、こういうぐあいに定義されているわけでございます。これにつきましては、不良債権の一類型としてしっかりとした開示をしていかなければならない。
そういうことで、今後とも、さらに徹底してこれらを実施いたしますとともに、必要に応じまして再建計画案作成の指導等を行いまして元本の返済猶予債権の縮減に努力をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、最後の貸し出し条件緩和債権でございますが、これは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的といたしまして、金利の減免だとか利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金でございます。
○岸参考人 元本返済猶予債権あるいは金利減免債権でございますけれども、今回の全銀協で決めました新しい基準ベースでリスク管理債権の中の貸し出し条件緩和債権というのに当たる債権でございます。
○参考人(岸曉君) 情報開示につきましては、全銀協で今までの不良債権の定義というものをもう一回見直しまして、米国並みの三カ月以上の延滞債権とか金利引き下げ返済猶予債権等を開示するということで、この三月から、これは任意でございますけれども、各個別銀行の判断でございますけれども、相当数の銀行が開示をするであろうというふうに思います。